【五輪/モーグル】メダルなしでもテレビ局に引っ張り回される上村愛子の痛々しさ
バンクーバー五輪速報第3日 「改めてその涙の意味を教えてください」「お母さんからの声援は届きましたか」 などと4大会越しの悲願である表彰台にまたしても上がれなかった直後から 質問攻めにあい、テレビ各局に引っ張り回される姿が痛々しかった。 14日の女子モーグル決勝で4位に泣いた上村愛子(30)。テレビ各局は上村が バンクーバー近郊のサイプレスマウンテンにある会場に入るところからの密着映像にはじまり、 モーグルをはじめた16年前からの秘蔵映像や母圭子さん(58)との手紙のやりとり、 夫でアルペンスキー五輪代表の皆川賢太郎(32)との“感動秘話”を流し、 これでもかのお涙ちょうだい作戦。 それもこれも上村のメダル獲得を前提としてのことだったのだろうが、 目標の金はおろか、表彰台にも上がれず、上村の傷心、悔しさは容易に想像がつく。 ナントカのひとつ覚えのような質問も、テレビ局は慰めているつもりかも知れないが、 上村としてはそっとしておいて、というのが正直な気持ちだろう。 五輪中継はNHKと民放各局が放映権料を負担している。上村に限った話ではないが、 それだけに各局とも「金メダル」「メダル確実」などと無責任にあおり立てる。そしてたとえ メダルが取れなくても、話題の選手、人気選手を引っ張り回して出演させるのが常だ。 4年後のソチ五輪について上村は「この後のことはまだ分からない。 ゆっくり考えようと思う」と話したのだったそうだ。現役続行ならソチ五輪で上村は34歳。 また同じことが繰り返されるのだろうか。